ステイトメント

福田星良

日本画って何だろう?学生の中にぼんやりと消えては浮かぶ疑問。日本画の学生は何を思って【日本画科】入るのか、ただただ一途に絵が上手くなりたい、それだけじゃないだろうか、日本画を描きたいと思って入学する学生がどのくらいいるのだろうか。

絵がうまくなりたい、その根底にあるものは実はアニメが好き、漫画が好きだったりする。よって、日本画というものに向き合うときに、画材、題材、暗黙のルールがある中に自分をはめ込まなくてはいけないという、様々な葛藤がある。

そこで、でてくる日本画って何なんだろう?という疑問が必ず個人にはあり、その答えはいままでうやむやにされ、放置されてきた。正体不明の日本画より面白いものが世の中にはたくさんあって日本画を専攻している学生自身も日本画への興味は薄くなっている傾向にある。学校に入って初めて、日本画を描くという意識が目覚める。そして、学校で自分自身に突きつけられる、画材、題材、日本画という言葉の意味。私自身日本画の正体も判らず、死んだような目でただ描いていた、これは一体どこに向ける絵なのか日本画と称して描くこの絵に一体どんな意味があるのか、と。自分たちは何を目指して絵を描くのか、考えなければいけない。「日本画を考える展覧会」というものが行われてしまった今、ここから目を逸らしてはいけない、この問題を曖昧にしてはいけない。考えることを後回しにして、無視して描きつづけるわけにはいかなくなってしまったと思う。

ぼんやりと問題を先送りにした結果を、今の日本があらわしている。私たちはそれを日本画で体言しているままで良いのだろうか。大きな日本画という波に乗って流されていくのではなく、個々人が考え自分自身が日本画をこれからどうするか、決断し行動しなければならない時が来ていると思う。

お迎え, 2011

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