展覧会を終えて

坂上祐斗/げみ

今回、日本画ZERO関西圏に出展させて頂きました、坂上祐斗/げみです。

展示に来てくださった皆様、ツイッターやUSTから参加してくださった皆様、誠にありがとう御座いました。

展示期間中ツイッターやブログなどで、様々な感想を読ませて頂きました。日本画を学んできた身として、厳しい意見も多々あり、とても勉強になりました。

僕が今回の展示で感じたことを以下に書きたいと思います。

今回の展示で感じたこと、それは、これまでの「日本画」という言葉はあまり関係ないのではないか、鑑賞者の方々は展示されていた絵を一枚の絵画として、見てくださっていたのではないか、ということです。僕は今まで、日本画科に身を置いているというだけで、自分の絵を日本画であると錯覚しジャンル分けしていました。

同時にpixivなどのイラストコミュニケーションサイトなどに身を置き、ペンタブで絵を描くことも続けていたのでいつしか、自分の中で絵が2種類出来てしまいました。しかしpixiv内の絵は画材も絵柄も様々であり、どれも同等の絵として鑑賞していることに気づき今まで行っていたジャンル分けは不要であるのではないかと感じ出すようになりました。

僕が今回出展させて頂いた絵「境界」は、希望をテーマに水面に映る桜を描いた作品です。画材は和紙、アクリル、水干、岩絵具を使用しており、いわゆるこれまでの大学教育で学んだ「日本画」です。しかし絵柄はこれまで自分がpixivに上げていた絵柄であり、一般的に言う「漫画絵」が描かれています。

展示される前までは今までと同じように画材がこうだから、絵柄がこうだからという見方をされるかと少し思っていましたが見てくださった方々の感想は、絵の内容、コンテクストに注目しており、画材論ではなかったように思います。大学で学んできた「日本画」はもう関係ないのだということをこの展示でさらに感じました。

「日本画はすでに死んでいる」

という言葉から始まった今回の展示。まさにそれを実感しましたし、自分の中で画材論であった日本画という意識はなくなりました。

この日本画ZERO展に来てくださった美大で日本画を学ぶ皆様の意識からも、少なからず、画材や絵柄といった仕切りはもう取り払われたのではないでしょうか。

今後は自分の絵が日本社会と繋がれるよう、今を生きる日本人としてのアイデンティティを探り、制作し、また皆様に作品を見て頂けるよう勉強して参ります。

日本画を考える展覧会 日本画ZERO【関西圏】

ここが僕たちのスタート地点です。
どうもありがとうございました。
そして、今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

CATEGORY

CALENDAR

5月 2011
« 4月   7月 »
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  
  • ARCHIVE

TWITTER

SEARCH

ACCESS

〒164-0001
東京都中野区中野5−52−15
中野ブロードウェイ 3F
03-5345-7825
開廊時間:12:00 - 19:00
定休日:通常は水曜定休とさせて頂きますが、その都度お知らせ致します。

マップはこちら