2014年09月10日更新履歴

    中村一美:社会意味論

    ss_ph01
    絵巻Ⅸ 2014
    Oil on Canvas
    911×728 mm

    Kaikai Kiki Galleryでは、2014年9月5日〜2014年10月2日
    「中村一美個展」が行われております。

    それと関連して、Hidari Zingaroでは09月13日より
    「中村一美:社会意味論」を開催いたします。

    東京芸術大学芸術学科で芸術理論と美術史を学んでいた中村は、美術学者の道を歩み始めますが、
    1979年、自らの絵画理論を立証しようと制作した作品が、
    当時芸大の油画科で教鞭をとっていた榎倉康二氏の眼にとまりました。
    榎倉氏の強い勧めを受けて、理論家の道を止め、
    1980年代初頭より本格的な絵画制作者として活動を開始。
    81年の個展を皮切りに、数々の展覧会を開催し、日本の抽象画の旗手として熱い注目を集めます。
    旺盛な創作活動の後、しばらくの沈黙期間を経て、今春、国立新美術館で大規模な回顧展が行われ、
    再評価の機運が高まっています。
    「西欧絵画における、絶対性、中心性、全体性、純粋性とは別の次元における絵画の成立」
    を目指してきたと語る中村。
    30年以上にわたる作家の独創性と普遍性の探求の成果を、
    本展では、今回の展示のために描き上げた新を含む数点の抽象画にて発表いたします。
    是非皆さんお越し下さい。

    会期
    2014年09月13日 – 2014年10月02日

    ※2階Kaikai Zingaroでも同時展示中

    9月13日(土)Zingaro Spaceにて、
    中村一美 ✕ 村上隆「偏りすぎた現代美術講座3」が行われました。

    イベントの様子はこちら

    中村一美

    port_nakamura
    Photo Kaori Nishida

    プロフィール

    1956年千葉県生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科油絵専攻修了。もの派の榎倉康二に師事する。

    1980年代始めより発表を開始し、最初、「Y型」と呼ばれるY字形のモティーフによる表現主義的な絵画作品によって注目された。続いて、「斜行グリッド」、「開かれたC型」、「連差-破房」、「破庵」、「採桑老」、「織桑鳥(フェニックス)」などのシリーズを相次いで制作、今日における絵画空間とその意味性についての探究を、精力的かつ持続的に展開しており、その制作点数も、絵画だけで1200点を超えている。国内では、現代日本を代表する画家として数多くの個展・グループ展に参加し、主要な美術館に作品が収蔵されている。

    海外での紹介も、「ユーロパリア・ジャパン’89」(1989)や北欧を巡回した「ジャパン・アート・トゥデイ」(1990-91)に始まり、近年では特に韓国や中国など、東アジアでの発表が多い。また、自らの絵画制作についての理論的なものを中心に著述も多く、『透過する光 中村一美著作選集』(2007、玲風書房)にまとめられている。

    経歴
    1984 東京芸術大学大学院美術研究科油画修了
    1981 東京芸術大学美術学部芸術学科卒業
    1956 千葉県生まれ
    個展
    2014 「中村一美個展」Kaikai Kiki Gallery(東京)
    「中村一美展」国立新美術館(東京)
    2002 「中村一美展」いわき市立美術館(福島)
    1999 「ART TODAY 1999 中村一美展」セゾン現代美術館(長野)
    1988 南天子画廊(東京)
    1981 画廊パレルゴン(東京)

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