Photo by Tetsuomi Sukeda

<Hidari Zingaroと、カオス*ラウンジ>

カオス*ラウンジのキュレーターの1人、黒瀬陽平氏がGEISAI主催のトークイベント、GEISAI大学にて講演。その模様はUSTで放送され、話題に。
http://www.ustream.tv/recorded/6218386

その直後に開催され、かつ、近年のアート界での大事件へと発展した
GEISAI大学放課後
http://www.ustream.tv/recorded/6219906
http://www.ustream.tv/recorded/6267744
の勃発で、ある意味一気に共犯関係に発展。

新しいアートムーブメントを標榜するHidari Zingaroはカオス*ラウンジのバックグラウンド、オタク文化の生成地中野ブロードウェイにある、と言う偶然も重なり、メンバーの1人1人にフォーカスを当てた個展形式での連続投下と言う企画に変化して行った。

わ、わかりましたかぁ〜???

<カオス*ラウンジ宣言文>

ゼロ年代と呼ばれたこの十年、日本のアートは何も生み出さなかった。
今、われわれの目の前に広がっているのは、欧米を真似たアートフェアの乱立に よって作られた、ありもしない国内アート・マーケットの表象と、助成金を喰い物にしながら無限に繰り返される慈善事業だけである。この風景は、ゼロ年代の 幕開けに突きつけられた、日本のアートについての問い(「日本ゼロ年」、「オタク」、「スーパーフラット」……)を徹底的に無化することによって成立している。

ゼロ年代に入って、ますますわれわれの生活を変容させた情報化の進展は、あろうことかアートにおいて、日本と世界の格差を埋めるものとして、きわめて楽観的に解釈された。
日本のアートはアクチュアルな文化であることをやめてしまった。
アーティストたちは「物」に充足することで、「情報」から目を逸らし、ナマな文化の営みに身を晒さない。無根拠なアートの神秘性によって身分を保障されると同時に、小器用な職人として囲い込まれている。「悪い場所」は再び隠蔽された。

ゼロ年代の間、CHAOS*LOUNGEは地上に姿を現さなかった。なぜなら地上は、本当は焼け野原であることを知っていたからだ。
Google、 2ch、mixi、Flickr、YouTube、ニコニコ動画、Twitter、Tumblr……、CHAOS*LOUNGEはネットの中で、主にアーキテクチャと呼ばれるインフラストラクチャーの変化と共に存在していた。

そこは常に、膨大に、匿名的な想像力がうずまき、作品未満の作品、コンテンツ未満のコンテンツが現れては消える場所であり、にもかかわらず、作者性 に目覚めてしまった有象無象の集う場所である。増殖を続けるアーキテクチャは、アートの神秘性を認めない。そこでは、すべてが可視化され、分類され、操作可能となる。
内面などない。知性も感性も、すべてはアーキテクチャ上で、システマチックに組み立てられてゆく。人間の内面は、アーキテクチャによる工学的な介入によって蒸発する。

CHAOS*LOUNGEから生まれたアーティストは、それでもなお、地上に脱出することはなかった。なぜなら、地上で生み出されているものはアートではないと知っていたからだ。
彼らは、アーキテクチャによる工学的介入を、一度は徹底的に受け入れる。アートに神秘性などない。人間の知性も感性も内面も、すべては工学的に記述可能である。

しかし、彼らは、アーキテクチャによる工学的介入の結果に対し、さらに人為的に介入を試みるのである。彼らは、アーキテクチャによって、自動的に吐き出される演算結果を収集する。そして、自らがひとつのアーキテクチャとなって、新たな演算を開始するのだ。

CHAOS*LOUNGEは今、ようやく、ここに姿を現す。
単なる「情報」でも「物」でもない、アーキテクチャ時代のアート、すなわち、一〇年代のアートとして。

CATEGORY

CALENDAR

4月 2019
« 11月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  
  • ARCHIVE

TWITTER

SEARCH

ACCESS

〒164-0001
東京都中野区中野5−52−15
中野ブロードウェイ 3F
03-5345-7825
開廊時間:12:00 - 19:00
定休日:通常は水曜定休とさせて頂きますが、その都度お知らせ致します。

マップはこちら